

広い敷地であれば何の問題のないことでも、狭小住宅にとっては大変な工夫が要るということも少なくありません。
狭い場所ですから、様々な工夫を凝らし、狭く感じさせない設計・デザインが必要です。採光・通風・収納・開放感の演出など、狭いが故に不自由になりがちな短所を、
快適に暮らせる長所に変える発想の転換と綿密な計画が必要になります。
住む側にも知恵と工夫と割り切りが求められると言っていいでしょう。
大阪市内や都市部には狭い土地がたくさんあります。
一般の住宅(20坪?)を建てるために売られている土地に比べ、狭小土地は、安く購
入できる可能性があります。都市部で安く購入した土地に新築住宅を持てることが
最大のメリットです。狭い敷地に居住空間を確保しようとすると、ごく一般的には、
都市型3階建住宅になるでしょう。必然的に上下方向に居住階を増やすことになり
ます。ただし、木造3階建ては特殊な建物です。十分な設計監理をしないと、危険な家
になってしまいます。建売のイメージで考えていると安く気軽に建てられると思い
がちですが、マジメに木造3階建てを建てるには、それなりの価格と技術がどうして
も必要不可欠となります。

木造3階建てを陸屋根(屋上)にして、洗濯物干し場だけではなく、ガーデニング や屋上庭園、ルーフバルコニーとして使えば、居住空間が広がります。 屋上を芝や植物で緑化すると室内の気温変化が少なくなって快適度アップ、冷暖房 費の節約にもつながるエコロジー住宅になります。3階の居室からひとつながりの 空間として使えば、開放感のある空間も可能になります。ただし、屋上防水に万全 を期すことは欠かせません。 木造で屋上をつくる場合は、注意が必要な点がいくつか有りますので、経験豊かな 工務店でする必要があります。木造以外にももちろん、鉄骨造りや鉄筋コンクリート 造りにする方法もあります。どの工法を選ぶかは、価格の問題もありますので、きち んと打ち合わせの上決定していくことをオススメします。

狭小住宅に欠かせないのが、使い勝手の上でも「ビルトインガレージ」が必要とな ることは多いです。敷地に余裕があれば「ビルトインガレージ」にする必要はないで しょうが、狭小地の場合は「ビルトインガレージ」にせざるをえないこともあるでし ょう。中には「車を2台入れたい」という方もいらっしゃいますが木造の場合は 強度の問題から、構造計算を十分に行った設計と工法を必要とします。 ビルトインガレージは都心での駐車場の価格の高さや防犯面も考えると必要不可欠 であり3F建てにする大きなポイントでもあります。

限られた空間を有効に使うには、収納力が一番の問題点になりやすいです。
所持している「モノ」を把握し、家づくりにおいて収納量を考えて設計する、しない
では雲泥の差が実際の暮らしの中では出てきます。
a. 小屋裏収納
構造上は「閉ざされた」場所で、高さ1.4m、直下階の床面積の1/8以内なら床面積に
算入されません。季節物などの収納に大変便利です。
b. デッドスペース活用
階段下、キッチンやダイニングの床下などの閉ざされた場所・また、上がり框の下
や玄関など、使っていない場所やあまり使わない場所こそ収納スペースとして活用。
c. 壁面収納
壁の厚みも収納スペースになります。たとえば奥行き10?15cmの棚をそのまま
廊下の壁とすることで、CDやDVD、文庫本などの収納スペースになります。

一般的に、屋根裏の傾斜天井になっているところを空間として使うときに採用し ます。ロフトは高さ1.4m以内、面積が直下階の1/8という制限を守れば床面積に 算入されませんし、ベッドルーム・収納スペースとして上手く使うことで、フロアを 広く、フル活用できます。また居室全体においても空間が広がる為、圧迫感がなくな り快適な生活が出来ることでしょう。特に幼少時代に生活するロフトスペースは、 子供たちはの良い大きな記憶となり、子供のベッドルームには最適です。

一家の中で大事なダイニングキッチン部には空間を考える上での基本部分にあた ります。では、間口の狭い住宅でどう配置していくことが良いのでしょうか? キッチンは、従来壁に向かって調理するキッチンが主流でしたが、現在は、家族と対 話しながら調理のできる対面型やアイランド型のキッチンも増えてきて、形も多種 多様なキッチンが出てきました。最近では敢えて見せるキッチンや、家具のような キッチンもあります。 調理したものを、キッチンから繋がったカウンター型によってダイニング テーブルを置かずにそこですぐに食事をする事ができたり、自分で創っていくオー ダーキッチン等の、機能性だけにとらわれたキッチンではなく、デザインや材質に こだわったライフスタイルに合わせたキッチンへと変わりつつあります。

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